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執筆者の写真fpa.mizuguchi

すべての現場で、フットパフォーマンスの理解が必要なのです

以前も、Facebook上で紹介しましたが、足骨格の運動は下腿との強固なリンク機構によって現れます。



↑内側アーチは下腿(すね)が内旋することで低くなり、外旋することで高くなる。


アーチの形はこの仕組みでしか変化しません。





アーチが低くなるという現象は、床反力により内側側の骨格が持ち上げられているということになります。⇒


つまり、内側を持ち上げる行為は、アーチを低くして、下腿から上の部位を内旋させてしまいます。


アーチを直接サポートするような構造のアイテムは必ず、アーチの機能を減衰させて下腿を内旋方向に導くことになります。必ずです。






↑同じく、つま先は下腿(すね)が内旋することアーチが低くなることと同時に広がります。

外旋することで、アーチが高くなることと同時に狭まります。





上記の運動連鎖は、どこからはじまっても必ず連動していきます。

例えば、五本指ソックスを履くと、指と指の間に2枚ずつ繊維を挟むことになります。



ということは、中足骨(指の付け根の長い骨)の間は広がると同時に、アーチをつぶして、下腿を内旋させます。膝も中に入りやすくなります。

この現象は必ず起こります。






内側アーチが高くなるフェイズは、接地直後から下腿が外旋する運動で起こります。




接地後の脚の外旋は、骨盤後傾運動とスウィング脚の前方ふりだしによって起こります。



足部が機能するためには、走りのなかで、骨盤は常に前後傾運動をしてなければなりません。







キリアンの接地時の骨盤後傾この後前傾






しかし、日本国内の大勢は骨盤を前傾しロックすることを推奨することが多いように思います。

そうなると・・・・



骨盤が前傾した状態では、スウィング脚が前方に振り出されようとも外旋しません。


つまり、内側アーチは高くなりませんので、足部のアライメントは崩れたまま

そう、オーバープロネーションのままの蹴りだすことになります。



ガラパゴス化した、日本のランニングの概念を、より自然なものにもどしていかなければなりません。


将来のある、子供たちには、身体の仕組みをきちんとつたえて、力学的な観点からもしっかりと伝えていくことが必須だと考えます。







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